[セグメント] タブ (文字認識 (OCRMax) 識別ツール)
[セグメント] タブでは、領域内のセグメント化文字の設定を調整したり、修正したりします。デフォルト値を使用して、ほとんどの文字を読み取ることができますが、比較的難しいケースの場合、パラメータ値を調整する必要が生じることもあります。これらのケースでは、文字幅の最小値や、最大値、最小ピッチ値 (文字の左エッジから、次の文字の左エッジまでといった、文字間の距離) を指定して、補正を行なってください。困難なケースの場合、フォントデータベースの作成時間を短縮するために、[オートチューン] ボタンを使用して、[オートチューン] ダイアログを開き、セグメントの最適設定を自動的に計算することができます。
- 強いテクスチャや多くのノイスが背景に含まれている場合、文字が背景に溶けこんでしまい、セグメント化は困難です。
- 領域には、読み取る文字のみ含まれるようにし、別の文字やラベルエッジなど、無関係な強い特徴は含まれないようにしてください。
- 2 つの文字が接触している場合、ほとんどのケースでパラメータを調整する必要があります。接触している文字の幅が固定幅の場合、文字幅を指定することにより、補正が可能です。ただし、接触している文字がプロポーショナルフォントの場合、補正は簡単ではありません。正しくプロセスできる場合もありますが、そうでない場合もあります。
- 文字列が短い場合 (3 文字以下の場合など) や、多くのラインジッタが含まれる比較的短い文字列の場合、[角度範囲] を指定することにより、短い文字列の方向を決定する際に生じる不確実性を補正することができます。
- 文字列に含まれる文字は、すべて同じ方向およびスキューである必要があります。
- ドットマトリクス印刷で、ドットとドットが離れている場合、文字を正しくセグメント化するには、[最小文字フラグメントサイズ] などのパラメータ調整が必要です。
- 文字のストローク幅は、2 ピクセル以上である必要があります。
- 大きな文字 (アルファベットなど) の最小文字サイズは 8 x 8 ピクセルです。小さな文字 (ピリオドなど) の最小文字サイズは、2 x 2 ピクセルです。
文字認識 (OCRMax) 識別ツールとともに使用される [オートチューン] ダイアログを開き、オートチューンモデルを作成し、オートチューン記録を構成することによって、ツールのセグメントパラメータを設定し、フォントデータベースを登録します。オートチューン記録は、画像、登録文字列および画像内でユーザが検証した文字の位置から構成されています。オートチューンモデルとは、1 つまたは複数のオートチューン記録、さらにオートチューン記録内のすべての画像においての最適なセグメント設定から構成されています。
- オートチューンを使用する場合、In-Sight ビジョンシステム上でなく、In-Sight エミュレータ上で実施することを推奨します。文字認識 (OCRMax) 識別ツールのオートチューンアルゴリズムには、非常に多くの計算リソースが必要であるため、ビジョンシステムよりエミュレータで計算を行ったほうが、より良く機能します。
- フォントデータベースを登録するのに [オートチューン] ダイアログを使用する場合、文字の外観を最もよく表す画像 (最良の画像) を使用してプロセスを開始し、最後に最も状態の悪い画像を使用することを推奨します。このプロセスにより、文字認識 (OCRMax) 識別ツールのオートチューンアルゴリズムを最善の状態で使用することができます。
入力画像の文字極性を指定します。選択肢は、[黒 (白い背景)]、[白 (黒い背景)] または [自動] (デフォルト) です。
- [黒 (白い背景)]: 白い背景上に黒い文字。
- [白 (黒い背景)]: 黒い背景上に白い文字。
- [自動]: 自動的に文字の色および背景の極性を決定します。
フォント内の文字幅がどのように異なるかを指定します。選択肢は、[自動] (デフォルト)、[固定] または [変数] です。
- [自動]: 文字幅は不明です。フォントの幅は、固定またはプロポーショナルである可能性があります。
- [固定]: フォント内の文字を囲む矩形は、すべて等幅です。
- [変数]: フォント内の文字を囲む矩形の幅は異なっています。
文字を囲む矩形の最小幅 (1~1000、デフォルトは 3) をピクセル単位で指定します。
文字を囲む矩形の最小の高さ (1~1000、デフォルトは 3) をピクセル単位で指定します。
文字を囲む矩形の幅の最大許容可能値を考慮に入れるかどうかを指定します (デフォルトは、OFF)。
文字を囲む矩形の最大幅 (1~5000、デフォルトは 100) をピクセル単位で指定します。
文字を囲む矩形の高さの最大許容可能値を考慮に入れるかどうかを指定します (デフォルトは、OFF)。
文字を囲む矩形の最大の高さ (1~5000、デフォルトは 100) をピクセル単位で指定します。
文字のアスペクト比の最小許容可能値を考慮に入れるかどうかを指定します。アスペクト比とは、文字列全体の高さを文字列を囲む矩形の幅で割ったものです。(デフォルトは ON)。
許容可能な最小アスペクト比 (0~500、デフォルトは 80) を指定します。
角度のサーチ範囲 (0~45、デフォルトは 0) を指定します。
スキューのサーチ範囲 (0~45、デフォルトは 0) を指定します。
画像のグラフィックス診断データを表示するかどうかを指定します。有効にした場合、保存された文字 (緑)、除外した文字 (赤)、保存されたフラグメント (水色)、不合格フラグメント (黄)、文字のメインライン (青) および文字の延長メインライン (紫) の周囲に領域が描画されます。