解析 (赤) ツール
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解析 (赤) ツールを使用すると、2 種類の欠陥検出である異常/欠陥検出 (フォーカス - アンスーパーバイズド) と、セグメンテーション (フォーカス - スーパーバイズド、High Detail、High Detail Quick) を実行できます。これら 2 つの操作モードは、2 種類の欠陥検出の違いを表しています。
解析 (赤) ツールに使用されるアーキテクチャには、High Detail モード、High Detail Quick モード、フォーカスモードの 3 種類があります。High Detail モードとフォーカスモードは使用するアーキテクチャが互いに異なるため、ツールパラメータオプションに違いがあります。また、アーキテクチャの違いにより、学習/処理の結果とそれらに要する時間は異なります。High Detail Quick モードは基本的に High Detail モードと同様のアーキテクチャを共有していますが、学習フェーズに検証ステップがなく、High Detail モードよりもはるかに短時間で結果を生成します。詳細については、以下のセクションを参照してください。 |
フォーカス - アンスーパーバイズド
解析 (赤) フォーカスアンスーパーバイズド では、解析 (赤) ツールは良好なパーツの外観のみ (すべての許容されるバリエーションを含む) を学習の対象とするため、学習した通常の外観からの異常を検出します。したがって、このツールでは対象となるオブジェクトの簡素な検査が試みられます。選択性と特異性の両方の点において異常を検出するツールの能力は、モデルのコンパクトさに大きく依存します。たとえば、1 つのパーツに異なるタイプや向きが存在する場合、そのコンパクトさの度合いは低くなり、異なるタイプや向きによって生じるパーツの曖昧さによってツールが特定の異常を検出できなくなる場合があります。
フォーカス - スーパーバイズド
解析 (赤) フォーカススーパーバイズド では、解析 (赤) ツールは欠陥の外観を学習します。そのため、検査済みパーツのモデルは (少なくとも明示的には) 形成されないため、画像取り込み中に部品の設定、タイプ、または条件にあまり依存しません。ただし、フォーカス - スーパーバイズドモードの解析 (赤) ツールは、さまざまな種類の欠陥の明示的なモデルを作成する必要があります。したがって、良好なサンプルと不良のサンプルの両方を学習する必要があります。特に、後者を表すコレクションが必要となります (これは取得が非常に困難な場合があります)。
また、フォーカス - スーパーバイズドモードの解析 (赤) ツールを使用して欠陥以外の違いをサーチすることもできます。このツールは、画像に含まれているべき各領域を識別するために使用できます。フォーカス - スーパーバイズドモードの解析 (赤) ツールを使用して、学習する画像の対象領域をラベル付けして、学習後に未学習画像内の類似した領域を検出してマークすることもできます。
High Detail (スーパーバイズド)
解析 (赤) High Detail では、解析 (赤) ツールは欠陥の外観も学習しますが、フォーカス - スーパーバイズドモードとは異なるアーキテクチャを使用します。分類 (緑) High Detail モードと同様に、解析 (赤) High Detail モードは、学習と処理の両方で各ビューの領域全体からサンプリングします。つまり、学習と処理に特徴のサンプラーを使用しません。
この違いから、分類 (緑) High Detail のように選択に応じて学習のパフォーマンスや速度のトレードオフが生じます。より優れた詳細な結果が必要で、学習/処理速度が多少遅くなることを許容できる場合は、解析 (赤) High Detail - スーパーバイズドを選択できます。さまざまなタイプの欠陥の明示的なモデルを作成するため、学習には「良好」サンプルと「不良」サンプルの両方が必要です。
| フォーカス - スーパーバイズド | High Detail (スーパーバイズド) | |
|---|---|---|
| 学習 /処理時間 |
短い | 長い |
| 結果 |
正確 |
より正確 |
High Detail - Quick (スーパーバイズド)
解析 (赤) High Detail Quick は 解析 (赤) High Detail の速度が最適化されたバージョンであり、検出精度は少し低下しますが速度が大幅に向上しています。利用可能な最大限の速度を引き出すために、検証損失の計算を省略し、学習フェーズで検証セットを使用せずに最適なニューラルネットワークモデルを選択します。検証セットと検証損失を使用する代わりに、最新の学習アルゴリズムを使用して、安定した結果を保証します。そのため、解析 (赤) High Detail Quick は、検出精度の偏差を抑制可能な範囲内に維持しながら、学習速度を大幅に向上させることができます。
検証セットの使用と、速度と精度のトレードオフに加えて、解析 (赤) High Detail Quick の学習は、その土台に高度なアーキテクチャを使用することで少ないパラメータで適切なパフォーマンスが得られ、非常に簡単になりました。
これらの特徴を除けば、解析 (赤) High Detail Quick の学習、処理、および結果の解釈は、解析 (赤) High Detail の場合と同様です。解析 (赤) High Detail Quick の使用法のその他の詳細については、「解析 (赤) ツール – High Detail Quick」を参照してください。
| High Detail (スーパーバイズド) | High Detail Quick (スーパーバイズド) | |
|---|---|---|
| 学習時間 | 長い | 非常に短い |
| 結果 |
より正確 |
正確 |
アンスーパーバイズドモードとスーパーバイズドモード
2 つのモードは、パフォーマンスと要件において互いに補完し合うため、両方を組み合わせて使用できます。たとえば、最初にアンスーパーバイズド (解析 (赤) フォーカスアンスーパーバイズド) ツールで目に見える異常をフィルタ処理した後で、スーパーバイズド (解析 (赤) フォーカススーパーバイズド、解析 (赤) High Detail、解析 (赤) High Detail Quick) ツールを 1 回以上使用して、傷、低コントラストの汚れ、テクスチャの変化などの、見分けにくい特定の欠陥を検出できます。
| 課題 | アンスーパーバイズドモード | スーパーバイズドモード |
|---|---|---|
| 予期しない欠陥を検出する | 可能性あり | 可能性少 |
| 欠陥サンプルが必要 | いいえ | はい |
| パーツの設定とバリエーションに対する感度 | 強い | 弱い |
| 傷、亀裂、割れ目などの線状の欠陥を検出する | 困難 | 簡単 |
| 特定の欠陥タイプを検出する | 不可能 | 可能 |
| 測定可能な欠陥パラメータ (位置と明度の隣) | なし | サイズ、形状 |
- 解析 (赤) ツールの設定の詳細については、「解析 (赤) ツールの使用」のトピックを参照してください。
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解析 (赤) ツール内のデフォルトの領域名は、「偏差」(アンスーパーバイズドモードの領域に適用される名前) と「欠陥」(スーパーバイズドモードの領域に適用される名前) です。ツールには領域名が混在している可能性があります。
混在が発生する条件は次のとおりです。
- 解析 (赤) ツールを作成し、デフォルトのアンスーパーバイズドモードのまま、ツールの ROI を設定する。
- [データベースの概要] を開く。
- [領域の編集] 機能を起動し、いくつかの欠陥を描画してその変更を適用する。
- [領域の編集] エディタを開いたまま、ツールをデフォルトのモード (アンスーパーバイズド) からスーパーバイズドに切り替える。
- 別のビューを選択し、いくつかの欠陥を描画してその変更を適用する。
- [ビューリスト] および [データベースの概要] 内のサムネイルは、[領域の編集] エディタ内の名前と同期されないことに注意してください。
命名の不一致を解決するには、[領域の編集] エディタを閉じてモードを切り替えます。そうするとツールがマージされ、領域の名前が正しく変更されます。